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好きなものをつらつらと書き綴っています。 書人:蓮野 藍         三国恋戦記の孟徳に夢中。  ボカロ(心響)SSも始めました。
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前に書いた遙か3オリキャラ小説
これ←クリックでそのページにとべます。


の後日の話になります。
今回のオリキャラちゃん、少しだけ話します。





拍手いただきました!
これからも突発小説、精進していきます><


拍手[1回]


あまり笑みを見せない女性が今、満面の笑みを惜しみもなくさらしていた。
彼女の前にあるものをずっと見つめ、微笑み続けている。
たまに小さく声をあげ、それを撫でるように触れる。
その様子がとても幸せそうで、ずっと集中していたから彼女は気付かなかったのかもしれない。笑っている自分を見つめる男が少し離れたところで立っているということに。
彼は彼女の様子をじっと音もなく見つめていたが、やがて彼女に近づいて声をかけた。

「そんなに愛らしい笑みをみせて、姫君はこの花が好きなのかい?」
「ひゃ!?」


突然の声掛けに、女性は驚きのあまり悲鳴をあげてしまい、慌てて自分の口を押さえた。
そのまま後へ振り返ると、頭が冴えるような鮮やかな赤が視界に広がった。
赤い瞳が優しげに細められ、こちらをみつめている。男は女性の近くに立ち、視線を合わせる。

「驚かせちゃったみたいだね。驚かせるつもりはなかったのだけれど、ごめんよ」
「いえ、こちらこそ驚いちゃってすみません……」

鮮やかで綺麗な赤い瞳と目を合わすのが苦手なのか、人と目を合わすのが苦手なのか、ふと視線を彼女はそらした。
そのまま視線は先ほどまでずっとみていたものへの移す。
淡い桃色の花を開き咲き誇っている、今が盛りの花。
そんな女性に特に気を害したわけでもなく、つられるように男も視線を花へ移した。

「庚申薔薇。棘があるけれど華やかな花だね。牡丹や芍薬とは違った美しさがある」
「花なら、どんな花でも好きです。そこにあるだけで可愛いし、癒してくれますから」
「ならこれから、オレは姫君に花を献上させてもらおうかな?」
「私に?」

なぜ?と、きょとんとした表情で男をみた。
こっちを見てくれたのが嬉しかったのか、彼の笑みが深くなる。

「ああ、一回だけじゃない。ずっと……。お前と会う日、毎回だ」
途端、女の顔が憂い顔になる。
「でも、そうしたらヒノエさんの負担に……」
なる。という言葉は最後まで続かなかった。
彼が彼女の唇を指先で塞いだからだった。

「姫君を喜んでもらうのに、負担なんて一つもないよ」
それに……。とヒノエは女性の唇を塞いだまま顔を少しだけ近づける。
「オレのことはヒノエ、と呼び捨てで呼んで欲しいな」
耳元で囁き、彼女の顔が赤くなるのをみて男は彼女から離れながら満足気に笑った。

「いつか、の話でいいからさ」



続くよ~
このシリーズ、何気に何回か続くことになりました^^;といっても登場するのはヒノエだけではありません。ということだけ書いておきます。

このシリーズ専用のページつくろうかな~と思ったり。思わなかったり。
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