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好きなものをつらつらと書き綴っています。 書人:蓮野 藍         三国恋戦記の孟徳に夢中。  ボカロ(心響)SSも始めました。
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『雑話』について


この雑話は『遙かなる時空の中でシリーズ』・『薄桜鬼』・『三国恋戦記』の二次創作サイトであり、『ボーカロイド』(心響のみ)の小説、
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サイト名:    雑話
管理人:    蓮野 藍
URL:    http://akatehutehu.blog.shinobi.jp/

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このブログに載せている小説の目次となります。


長いので、続きに移してます。



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三が日が終わり、初詣は参拝し終えた。
一口女性は口に運んだものを食す。
お正月から日常に戻るそんなある日である今日。
年変わって七日目。
七草粥を食べる日。
唐の時代からある食べ物で、無病息災を祈るものでもあった。

「お前、食べすぎ」

どこか、少なくとも近くから声がする。
呆れた声だとすぐわかる。

「普通」

女性はもう一口、静かにレンゲで粥をすくい口へ運ぶ。
濃くない味付けが身体に優しく、あたたかい。

「まあ、普通の量だけどな」

おせちで疲れた胃腸を労わる七草粥に、プラス餅はないだろう。
という心地に彼はなる。

「いつも通り」

彼女は答えた。
レンゲから箸に変え、別皿に盛られている白い餅に腕を伸ばす。
きな粉餅でも海苔餅でもなく、とある焼肉チェーン店のように黒蜜を垂らし、きな粉をまぶしている。
隣で呆れた声を出した男性が苦手とする甘い食べ物。
チラリと横に顔ごと向けるとジッとこちらをみていた。胸の高鳴りは起きない。
見慣れすぎている視線。
「食べる?」
甘いけど。
男性は甘いも 食べ物が苦手という彼女の印象はここからきている。
「要らない。程々にしとけよ?」
「分かってる。元からお餅はカロリー高いからね」
「そういうこと」

鳶色の瞳が軽く頷いた。
彼はの目の前には空の器とレンゲがある。餅が置かれた別皿はない。
彼女は視線と顔を元に戻し、餅を食べる。
テレビの音がない静かなひと時。

ただ一言。

「おいしい」

彼女は呟いた。



終わり

彼と彼女は兄妹関係です。

七草粥記念。

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