好きなものをつらつらと書き綴っています。
書人:蓮野 藍
三国恋戦記の孟徳に夢中。
ボカロ(心響)SSも始めました。
蝉がやかましく鳴き出す季節となり、
外にでるのも家の中でじっとしているのも嫌になってくる。
そんな中、一日の中で涼しい時間帯があり、
その時間になると決まって彼女は軒先に座っていた。
太陽が隠れ、完全なる夜になる前の時間帯。
だるくなる熱風でも温い風でもなく、少しひんやりした心地いい風が吹くのだ。
日差しはないので日焼けの問題はない。
「お、そんなところに座ってどうしたんだよ」
じっと座り、舞い込んでくる優しい風を肌に感じていると声がかかり、
振り返るとそこには一人の男性。
どこかに出かけていたのか、太刀を帯びている。
「この時間帯になると、ここに気持ちいい風が吹くんです」
「確かに涼しい風が吹いてるな。俺もいいか?」
隣を指さし問う蒼の男の言葉に「勿論です」と頷く。
大きな刀を抜き、隣に座り込んだ彼は「今日も出ずっぱりで疲れた体にはいいな」と強くないが弱くもない、小さな川の流れのような風を感じつつ息をつく。
「たまにずっとここにいると、気持ち良すぎて眠くなっちゃいますよ」
「ああ、それいいな。譲の飯までまだなんだから、それまで夕寝したいぜ」
「したらどうですか?夜になったらなったで、あまりの暑さに眠られなくなりそうですし」
「なら夕飯になったら教えてくれ……って、あんたは譲の夕飯手伝わなきゃいけないんだよな?」
確認するように見つめてくる将臣に女性は軽く首を振った。
「今日の夕飯は簡単料理にするそうで、一人で大丈夫だといわれてしまいました」
「へえ……。そうめんか?」
「聞いてないです。けど、この時代にそうめんってあるんですか?」
「さあな。あとで譲に聞くか」
「そうですね」
二人で頷きあい、さて寝ようとする男に向かって彼女は言った。
「床で直接寝るのは身体が痛くなりますし、私の膝で良かったら、使いますか?」
「いいのか?遠慮しねーぜ?」
「はい。床にじかに寝て痛い思いをしたのは私も味わってますから、どうぞ使って下さい」
こっちの世界にくるまえ、2回ほど枕無しで寝たら起きた時に首が痛いこと痛いこと。
それをあまり他人に味あわせたくない。
「じゃ、言葉に甘えて使わせてもらうぜ」
ポンポンと軽く叩く膝に、身体を傾けて彼は頭をのせた。
「お、ちょうどいい高さの枕だな」
「そうですか?ならよかった」
目を閉じて話す彼にクスクスと小さく笑いながら彼女は答えた。
そして暫くして夕飯の準備が出来たと呼びに来た譲と望美がやってきて、ひと悶着あったのは別の話。
おわり
場所は夏の熊野になります。
猛暑でも、涼しい一時はありますよね。
そこで膝枕してもらいました(笑)
ヒノエじゃなくてごめんなさい><
外にでるのも家の中でじっとしているのも嫌になってくる。
そんな中、一日の中で涼しい時間帯があり、
その時間になると決まって彼女は軒先に座っていた。
太陽が隠れ、完全なる夜になる前の時間帯。
だるくなる熱風でも温い風でもなく、少しひんやりした心地いい風が吹くのだ。
日差しはないので日焼けの問題はない。
「お、そんなところに座ってどうしたんだよ」
じっと座り、舞い込んでくる優しい風を肌に感じていると声がかかり、
振り返るとそこには一人の男性。
どこかに出かけていたのか、太刀を帯びている。
「この時間帯になると、ここに気持ちいい風が吹くんです」
「確かに涼しい風が吹いてるな。俺もいいか?」
隣を指さし問う蒼の男の言葉に「勿論です」と頷く。
大きな刀を抜き、隣に座り込んだ彼は「今日も出ずっぱりで疲れた体にはいいな」と強くないが弱くもない、小さな川の流れのような風を感じつつ息をつく。
「たまにずっとここにいると、気持ち良すぎて眠くなっちゃいますよ」
「ああ、それいいな。譲の飯までまだなんだから、それまで夕寝したいぜ」
「したらどうですか?夜になったらなったで、あまりの暑さに眠られなくなりそうですし」
「なら夕飯になったら教えてくれ……って、あんたは譲の夕飯手伝わなきゃいけないんだよな?」
確認するように見つめてくる将臣に女性は軽く首を振った。
「今日の夕飯は簡単料理にするそうで、一人で大丈夫だといわれてしまいました」
「へえ……。そうめんか?」
「聞いてないです。けど、この時代にそうめんってあるんですか?」
「さあな。あとで譲に聞くか」
「そうですね」
二人で頷きあい、さて寝ようとする男に向かって彼女は言った。
「床で直接寝るのは身体が痛くなりますし、私の膝で良かったら、使いますか?」
「いいのか?遠慮しねーぜ?」
「はい。床にじかに寝て痛い思いをしたのは私も味わってますから、どうぞ使って下さい」
こっちの世界にくるまえ、2回ほど枕無しで寝たら起きた時に首が痛いこと痛いこと。
それをあまり他人に味あわせたくない。
「じゃ、言葉に甘えて使わせてもらうぜ」
ポンポンと軽く叩く膝に、身体を傾けて彼は頭をのせた。
「お、ちょうどいい高さの枕だな」
「そうですか?ならよかった」
目を閉じて話す彼にクスクスと小さく笑いながら彼女は答えた。
そして暫くして夕飯の準備が出来たと呼びに来た譲と望美がやってきて、ひと悶着あったのは別の話。
おわり
場所は夏の熊野になります。
猛暑でも、涼しい一時はありますよね。
そこで膝枕してもらいました(笑)
ヒノエじゃなくてごめんなさい><
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