好きなものをつらつらと書き綴っています。
書人:蓮野 藍
三国恋戦記の孟徳に夢中。
ボカロ(心響)SSも始めました。
孟徳と花孔明です。
気付いた時には背後から抱きつかれていた。
そのまま掴まれる手首。
掴んでいるのは大きな手。
男の手だと一目でわかった。
それも怪我をしている男。
抱きしめる力がそれほど強くないところから、強盗や追剥の類ではないとわかる。
だが、かといって逃がさないぐらいの力は込められている。
自分の手首をつかんでいる手の持ち主は誰か。
顔を見ようと顔を見上げた。
「捕まえた」
本人は嬉しそうな表情でこちらをみていた。
曹孟徳
声なき声が唇をまわった。
ここは孟徳のお膝下。
本人がいておかしい状況ではないが、こうもあっさりと街に繰り出していいものだろうか。
仲間とはいえないが、彼の配下にいる隻眼の武将。そしてと自分や他人に厳しいに文官に同情したくなった。
「何用でしょう」
他人に聞こえない程度の声量で相手に問う。
この間も少女への戒めは解かれないままで、彼自身がまとう香が鼻をくすぐる。
けっして嫌味ではない、上品な香り。
「どんな用かなんて、わからない?」
「全く」
「白々しいな、孔明は」
嬉しそうな顔のまま、彼は言葉を続けた。
「君を迎えにきた。俺の元にいてほしいからね」
終わり
久々の孟徳と花孔明の話です。
しばらく放置していたブログですが、三国恋戦記で検索かけていらっしゃってる方が多く見受けられ、嬉しく思います。
これからどうなるかわかりませんが、皆さんが読みたいと思って下さるような話を沢山書きたいです。
管理人は孟徳と花孔明を贔屓としていますが、仲謀と花の話も書きたいです。
これからもどうか、宜しくお願いいたします。
気付いた時には背後から抱きつかれていた。
そのまま掴まれる手首。
掴んでいるのは大きな手。
男の手だと一目でわかった。
それも怪我をしている男。
抱きしめる力がそれほど強くないところから、強盗や追剥の類ではないとわかる。
だが、かといって逃がさないぐらいの力は込められている。
自分の手首をつかんでいる手の持ち主は誰か。
顔を見ようと顔を見上げた。
「捕まえた」
本人は嬉しそうな表情でこちらをみていた。
曹孟徳
声なき声が唇をまわった。
ここは孟徳のお膝下。
本人がいておかしい状況ではないが、こうもあっさりと街に繰り出していいものだろうか。
仲間とはいえないが、彼の配下にいる隻眼の武将。そしてと自分や他人に厳しいに文官に同情したくなった。
「何用でしょう」
他人に聞こえない程度の声量で相手に問う。
この間も少女への戒めは解かれないままで、彼自身がまとう香が鼻をくすぐる。
けっして嫌味ではない、上品な香り。
「どんな用かなんて、わからない?」
「全く」
「白々しいな、孔明は」
嬉しそうな顔のまま、彼は言葉を続けた。
「君を迎えにきた。俺の元にいてほしいからね」
終わり
久々の孟徳と花孔明の話です。
しばらく放置していたブログですが、三国恋戦記で検索かけていらっしゃってる方が多く見受けられ、嬉しく思います。
これからどうなるかわかりませんが、皆さんが読みたいと思って下さるような話を沢山書きたいです。
管理人は孟徳と花孔明を贔屓としていますが、仲謀と花の話も書きたいです。
これからもどうか、宜しくお願いいたします。
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拍手をいつもありがとうございます。
PCを触れる日と触れられない日が極端にあり、いつも書くのが遅いのにそれより更に遅い文章の書く速さとなっています。
これ以上は流石に皆さまに申し訳ないので、
急きょ別のを書きました。
といっても、今回は花孔明ではなく花文若です。
それほど長くはありません。
PCを触れる日と触れられない日が極端にあり、いつも書くのが遅いのにそれより更に遅い文章の書く速さとなっています。
これ以上は流石に皆さまに申し訳ないので、
急きょ別のを書きました。
といっても、今回は花孔明ではなく花文若です。
それほど長くはありません。
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