好きなものをつらつらと書き綴っています。
書人:蓮野 藍
三国恋戦記の孟徳に夢中。
ボカロ(心響)SSも始めました。
静かな雨音が外で音を奏でている。
室内で沈黙を守っていた少女は何かに呼ばれたかのように瞼をふるわせた。
ゆるゆると瞼が開き、あたりを見渡した。
部屋を照らす照明。電源が入っていないテレビ。テーブル。
そして今座っているソファ。
何も変わりなくそこにある。
「どうした?あかね……」
「季史さん……」
名を呼ばれ、見上げてみると気遣わしげな視線と出会った。
本を読んでいたところらしく、片手には文庫本があった。
「季史さん、今私の名前呼びました……??」
「いや、呼んでいない。夢でもみたのか?」
「誰かに呼ばれたような気がして目が覚めたんです」
目をこすりながら答えると、彼の瞳は優しさを宿した。
「きっと試験の疲れが出たのだろう。もう少し休んでいるといい」
「でも、それだったら季史さんが」
「そなたの近くにいる。それだけで十分なんだ」
それに、今ならお前の愛らしい寝顔を一人占めに出来る。
半ば子供のように無邪気に話せば、少女の頬が赤くなった。
終わり
季史×あかね。でした~。
ゲーム舞一夜でいくと、季史ED後となりますね。
今日という日を忘れない為に。
室内で沈黙を守っていた少女は何かに呼ばれたかのように瞼をふるわせた。
ゆるゆると瞼が開き、あたりを見渡した。
部屋を照らす照明。電源が入っていないテレビ。テーブル。
そして今座っているソファ。
何も変わりなくそこにある。
「どうした?あかね……」
「季史さん……」
名を呼ばれ、見上げてみると気遣わしげな視線と出会った。
本を読んでいたところらしく、片手には文庫本があった。
「季史さん、今私の名前呼びました……??」
「いや、呼んでいない。夢でもみたのか?」
「誰かに呼ばれたような気がして目が覚めたんです」
目をこすりながら答えると、彼の瞳は優しさを宿した。
「きっと試験の疲れが出たのだろう。もう少し休んでいるといい」
「でも、それだったら季史さんが」
「そなたの近くにいる。それだけで十分なんだ」
それに、今ならお前の愛らしい寝顔を一人占めに出来る。
半ば子供のように無邪気に話せば、少女の頬が赤くなった。
終わり
季史×あかね。でした~。
ゲーム舞一夜でいくと、季史ED後となりますね。
今日という日を忘れない為に。
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