好きなものをつらつらと書き綴っています。
書人:蓮野 藍
三国恋戦記の孟徳に夢中。
ボカロ(心響)SSも始めました。
前に書いた突発小説
こちら
↑クリックでその記事にとべます。
の別バージョンを書きました。
遙か5で、なぜそのチョイスしたんだ?と思うのですが、青龍×神子(ゆきでも可)です。
アンサー、ただちょうどその話が頭の中で浮かんできたんです。
青龍EDとして書いています。
それではどうぞ>▽<
2012年5月25日 修正加えました
こちら
↑クリックでその記事にとべます。
の別バージョンを書きました。
遙か5で、なぜそのチョイスしたんだ?と思うのですが、青龍×神子(ゆきでも可)です。
アンサー、ただちょうどその話が頭の中で浮かんできたんです。
青龍EDとして書いています。
それではどうぞ>▽<
2012年5月25日 修正加えました
新緑が生い茂る季節。
爽やかな風が吹き、さやさやと揺れる心地いいところだが、男はそうでもないらしい。
険しい表情を浮かべ、金色の瞳が一点だけをみつめていた。
「我が神子よ、なぜそこにいるのだ」
「せ、青龍、どうしよう……降りれなくなっちゃった……」
木の半ばから生えている太い枝に座り、太い幹にしがみつきながら困った声を出す少女。
その声の心細さに、男の眉間に皺が寄った。
いつもならば鈴なる、すがすがしい声で話すのに、今のそれにはそれが少しもない。
青とも緑ともいえない不思議な色の長髪が太陽の光にあび、明るいエメラルド色に光る。
その絶妙な色合いに思わず見とれるところだが、木の上にいる少女にはそんな余裕などない。
状況を説明しようと、震える声で伝える。
「昔、この木に登った記憶があるの。それで久しぶりに登ってみたら」
「降りれなくなったか、神子よ」
「はい……」
力なく頷いた。
男はうむ……としばし考え、そして神子と呼ぶ少女に話かけた。
「かつての我ならば本来の姿に戻り汝を今すぐにでも助けられる。だが、それは叶わぬこと。それはわかるな?神子」
「はい」
現代においての異世界。その地における神の白龍の呼びかけにより召喚され、救済にあたった。そしてその役目を終え、現代にかえろうとした時だった。力を貸してくれた四神の一つ柱である青き龍神。彼が神としての力を返上して一緒に来てくれた。
一生のお別れであったはずの運命。それを覆され、神子と呼ばれる少女は歓喜半分戸惑い半分で感情をどう表現したらいいかわからなかった。
だが一つわかることがある。異世界だったら特定の場所でしか姿を現わせず、会話も好きな時に出来なかった。だがここでは、好きな場所、好きな時に会話できて一緒にいられる嬉しさ。今はそれだけで十分だと思う。
「ゆえに神子よ」
男は両手を広げ、木の幹にしがみつく少女へと向けた。
「我が受け止めるゆえ、飛び下りてこい」
「……え?」
一瞬、時が止まった気がした。自分の耳を疑う。
きょとんと目を丸くし、じっと地面で立っている彼を凝視する。だが、視線は大真面目。冗談を言っているようには見えない。
「青龍、今、飛び降りろって言った?」
「いかにも。我はそう言った」
「……私が飛び下りて、ちゃんと受け止めてくれる?」
「我は虚言が嫌いだ。それに我は神子の為のみにいる存在。心配せずともちゃんと受け止めようぞ」
金色の強めの視線が少し柔らかくなり、安心させようと笑いかけてくれる。風が吹きこみ、翡翠色の髪が波打った。
「落ちたら、痛いのわかるよね?」
「無論。神子に苦痛の思いなどさせぬと約束しよう」
「約束よ?」
「あぁ」
男が両腕を差し出したままゆっくり頷いたのをみて、少女はコクリと唾を飲み込む。
じっと彼をみつめ、一つ深呼吸。
目をつむり、えい!とばかりに木から彼女は飛び降りた。
え、終わり?うん、終わり
かなり中途半端ですが、これで猫鳴き 青龍編、終わりです。
自信家青龍、さらりとああいうことをやってのけてくれる気がしてなりません。
ここに都がいたらハリセンを片手の「私の天使に何やらしてくれてるんだ!!」と元・神である青龍の頭をはたいていることでしょう。
それにしても青龍の髪の色、なんていう色でしょうね。PSP起動させてじっとみていたのですが、表現しがたい色で色のサイトみたりしてみました。
爽やかな風が吹き、さやさやと揺れる心地いいところだが、男はそうでもないらしい。
険しい表情を浮かべ、金色の瞳が一点だけをみつめていた。
「我が神子よ、なぜそこにいるのだ」
「せ、青龍、どうしよう……降りれなくなっちゃった……」
木の半ばから生えている太い枝に座り、太い幹にしがみつきながら困った声を出す少女。
その声の心細さに、男の眉間に皺が寄った。
いつもならば鈴なる、すがすがしい声で話すのに、今のそれにはそれが少しもない。
青とも緑ともいえない不思議な色の長髪が太陽の光にあび、明るいエメラルド色に光る。
その絶妙な色合いに思わず見とれるところだが、木の上にいる少女にはそんな余裕などない。
状況を説明しようと、震える声で伝える。
「昔、この木に登った記憶があるの。それで久しぶりに登ってみたら」
「降りれなくなったか、神子よ」
「はい……」
力なく頷いた。
男はうむ……としばし考え、そして神子と呼ぶ少女に話かけた。
「かつての我ならば本来の姿に戻り汝を今すぐにでも助けられる。だが、それは叶わぬこと。それはわかるな?神子」
「はい」
現代においての異世界。その地における神の白龍の呼びかけにより召喚され、救済にあたった。そしてその役目を終え、現代にかえろうとした時だった。力を貸してくれた四神の一つ柱である青き龍神。彼が神としての力を返上して一緒に来てくれた。
一生のお別れであったはずの運命。それを覆され、神子と呼ばれる少女は歓喜半分戸惑い半分で感情をどう表現したらいいかわからなかった。
だが一つわかることがある。異世界だったら特定の場所でしか姿を現わせず、会話も好きな時に出来なかった。だがここでは、好きな場所、好きな時に会話できて一緒にいられる嬉しさ。今はそれだけで十分だと思う。
「ゆえに神子よ」
男は両手を広げ、木の幹にしがみつく少女へと向けた。
「我が受け止めるゆえ、飛び下りてこい」
「……え?」
一瞬、時が止まった気がした。自分の耳を疑う。
きょとんと目を丸くし、じっと地面で立っている彼を凝視する。だが、視線は大真面目。冗談を言っているようには見えない。
「青龍、今、飛び降りろって言った?」
「いかにも。我はそう言った」
「……私が飛び下りて、ちゃんと受け止めてくれる?」
「我は虚言が嫌いだ。それに我は神子の為のみにいる存在。心配せずともちゃんと受け止めようぞ」
金色の強めの視線が少し柔らかくなり、安心させようと笑いかけてくれる。風が吹きこみ、翡翠色の髪が波打った。
「落ちたら、痛いのわかるよね?」
「無論。神子に苦痛の思いなどさせぬと約束しよう」
「約束よ?」
「あぁ」
男が両腕を差し出したままゆっくり頷いたのをみて、少女はコクリと唾を飲み込む。
じっと彼をみつめ、一つ深呼吸。
目をつむり、えい!とばかりに木から彼女は飛び降りた。
え、終わり?うん、終わり
かなり中途半端ですが、これで猫鳴き 青龍編、終わりです。
自信家青龍、さらりとああいうことをやってのけてくれる気がしてなりません。
ここに都がいたらハリセンを片手の「私の天使に何やらしてくれてるんだ!!」と元・神である青龍の頭をはたいていることでしょう。
それにしても青龍の髪の色、なんていう色でしょうね。PSP起動させてじっとみていたのですが、表現しがたい色で色のサイトみたりしてみました。
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