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好きなものをつらつらと書き綴っています。 書人:蓮野 藍         三国恋戦記の孟徳に夢中。  ボカロ(心響)SSも始めました。
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前を向いて走っている姿が好きだった

鳥のように大空を飛び
あちらこちらに飛び交う姿

燕のようであり鷲のようであり
強く美しかった

その姿をみているのがすごく好きで

空を見上げていた

そして今日も見上げる
いつもの空
走っている姿をみたくて

蒼い空と白い雲以外
何もない空

見上げた空に目を見張った

あおい空に描かれた一筋の飛行機雲

貴方はいま
空をとんでいるのでしょうか


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ツイッターの第8回十二国記絵描き文字書き60分一本勝負にて。

お題は『思いがけない出会い』

景麒と延麒。
と少しだけ陽子。




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どこかで子供が泣いている声がした。
あたり一面、さんさんと太陽の光を浴びて成長した草しかみえない。
そんななか、少年は探し当てた。

「また、ないてるのか」

しゃがみこみながら泣いている少女。
両手を目元にあて、ヒクヒクとしゃっくりをしながら相手を見上げる。

「だって、だって……」
「だってじゃない、なくな」
「でも……」
「でもじゃない」

ぐずる少女に少年は少しきつめに声を荒げる。

「かあさんがしんぱいしてる。かえるぞ」
「でも、でも……」
「いいかげんにしろよ」
「でも……」

なおも言い淀む少女に少年の目付きが変わった。
「とにかく、かえるぞ。風邪ひかせるのか?おまえは」
「ち、ちがうよ!」
「なら、手」

わざと寒いふりをして、慌てる少女に手を差し出した。

「はやくかえるぞ。はらへった」
おまえのせいだ。と言わんばかりに言うと、少女は慌てて少年の手をとった。
少女の手をしっかり握り、立ちあがるのを待ってから歩き出した。

おなじくらいの身長をもつ少女と少年。
二人の顔はそっくりといっていいくらい、似ていた。

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